自転車事故での損害賠償

GUM05_CL03066.jpg自転車事故も、車と同じように乗り物による事故です。
賠償責任は自転車に乗っていた人が負うことになります。
被害者に重度の後遺症が残ったり、死亡させた場合、
裁判によって命じられる賠償額は莫大になることもあります。

【裁判による賠償額の事例】
☆自転車同士の衝突で、被害者女性が道路側に転倒し、バイクとも衝突した例。
 被害者の女性(52歳)は、脳外傷で、後遺障害3級。
 損害賠償額:7908万円余り。
☆歩行者と自転車の事故で、歩道を歩いていた被害者女性に、自転車が後ろから衝突。
 被害者の女性(77歳)は、脳挫傷などの要介護状態で、後遺障害2級。
 損害賠償額:6223万円余り。
☆被害者が自転車で交差点を通過したところに、道路を横断しようとした、
 高校生の乗っていた自転車と衝突。
 被害者の男性(24歳会社員)は、後遺障害1級。
 損害賠償額:1億7244万円余り。
☆11歳の少年が、マウンテンバイクで坂を下る途中、散歩中の女性に気付かず正面衝突。
 被害者の女性(62歳)は、寝たきりの状態。
 損害賠償額:9500万円余り。

【賠償請求額】
損害賠償請求額は、どのような内訳で計算されているのでしょうか。
☆積極損害・・・事故によって被害者が支払った費用のことを言います。
 治療費・通院交通費・付き添い看護費・入院費・器具などの購入費・将来の手術費及び治療費・
 家屋などの改造費・葬祭費(亡くなった場合)・弁護士費用などが、これにあたります。
☆消極損害・・・交通事故にあわなければ、将来得られたと考えられる利益のことです。
 休業損害・後遺症による逸失利益・死亡による逸失利益などがこれにあたります。
☆慰謝料・・・ 慰謝料は、病院に通院または入院した場合(障害慰謝料)、
 後遺症が残った場合(後遺症慰謝料)及び死亡した場合(死亡慰謝料)に限られます。
他にも加害者の過失の割合や、加害者の素性など、様々なことを合わせて考え計算されます。

自転車の事故といっても、重大な結果を招く場合も少なくありません。
被害者が若い働き手で、将来もあるはずだった場合、賠償額は莫大な金額になります。
自転車保険に加入しておくことは、これらの悲劇を少しでも緩和するために必要ではないでしょうか。